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帰ってきました~♪ [病気(SLE)]

今日、予定通り退院してきました~!!

今までの私の入院といえば、院内を歩いていると

「お見舞いですか?」 とか 「付き添いですか?」

なんて声をかけられることもシバシバな元気な入院でした。
そんな私が今回はかなり『病人』してました。


そもそもどういう状態になったかといいますと、
極度の貧血で心不全やら酸欠やらと、色々と体が大忙しになってしまいまして
「もうアカン!無理っ!!機能停止~~!!!」となってしまったみたいです。

私のここ最近の不調の原因である生理。
血小板が少ない私にとって毎月の生理は量も多く、
また長く続くもので、そのたびに貧血になっておりました。

この悪循環を阻止すべく、7月ごろから生理を止める薬を始めたんですが、
あるものを止めるというのはやっぱり難しいみたいで、
効き目が出るのに1~2ヶ月かかり、
その間はいつもより量が多くなったり不順になったりすると聞いていました。
で、その通りに8月は不順になってしまい、2回生理がきてしまいまして。。。

元々貧血ぎみだったところに、月に2回の多量の生理は体がもたず、
血が出すぎてしまったことにより、極度の貧血で倒れてしまいました。

倒れた後はピクリとも動けず、人生初体験の救急車での病院への搬送。
意識はあったもののあまりはっきり覚えてないんですがこの救急車。
母が私の状態が特殊な状態ゆえに、近所の病院は断られるので、
専門医がいるかかり付けの病院への搬送を希望したところ、
「そんなに遠い病院じゃないとだめなんですかぁ~。。。」と
いささか渋りぎみの年配らしき声の救急隊員。
母が事情を説明し、渋々搬送をOKし出発したものの、
搬送途中にどこかの壁にこするプチ事故発生。
「ガリガリガリ!!」ってすごい音がしていたのを覚えています。
遠い意識の中で「おいおい大丈夫かぁ~・・・!?」と不安を覚えましたが、
それはさすがに救急車。
平日の朝のラッシュの時間帯にもかかわらず、
渋滞中の大阪市内をかっ飛ばし、かなり早く病院に着くことが出来ました。

血の気のない私はまるで蝋人形のようになり、
一目見た看護師さんも「ここまでひどい貧血も珍しい。」という程。
(普通はここまでひどくなる前にみんな病院に行くという意味らしい。)

即入院だったので、ストレッチャーでそのまま病室まで運ばれ、
左手には輸血の点滴、右手には免疫グロブリン&止血剤の点滴。
胸にはポータブルの心電図をつけられ、鼻には酸素のチューブ。

とにかく体中あっちこっちが管だらけで
夜中に絡まって目が覚めたくらいです。

部屋もナースステーションに一番近い部屋に入れられ、
部屋にある数歩で行けるトイレにすら行くことも出来ず、
車椅子で連れて行ってもらったトイレですら力尽きて倒れる始末。
ベットのすぐワキにポータブルのトイレを置かれてしまったんですが、
このちょっとの移動ですらものすごい体力を消耗しまして。
そんな状態を見た看護師さんが、トイレは無理と判断し、
管を入れるといわれたんですが、嫁入り前の乙女心で、
それだけは勘弁してくれと断固拒否しました。

ちょっと寝返りを打とうものなら私の心臓はバクバクとフル稼働し、
ポータブルの電波がナースステーションのモニターに飛び、
看護師さんが「大丈夫?!」と慌てて飛んでくる始末です。

もぉ~、とにかく絶対安静で、部屋で出来る検査は部屋で。
やもなく移動する場合は看護師さんの付き添い&車椅子での移動。

何度も入院しているんですが、
今回ほど看護師さんのありがたみを実感したことはありません。
看護師さんに小脇を抱えてもらわないと、車椅子にも座れない。
(座る動作の途中で力尽きてしまって床に倒れこんでしまうのです。)
看護師さんがいなければ本当に何も出来ませんでした。


ホントにヤバかったです。
死ぬかもなんて考える余裕すらなく、
ただただ必死で息をしていただけという感じでした。

こんな状態も輸血を5日間してもらったおかげですっかりよくなり、
入院3日目にはもう退院のことを考えていたくらいまで回復しておりました。


そもそも倒れる前日、相当具合が悪くなっていたので、
明日は母に病院まで連れて行ってもらおうと思っていたんです。

で、当日起きて支度をしようと思っていた矢先に倒れたので、
たまたま母も起きて用意をしていたのが幸いでした。
誰もいなかったらその日一日、家の廊下で人知れず倒れているところでした。


そんなこんなですったもんだでしたが、
今日はお世話になった看護師さんやお医者さんに
「今度はもっと早く来い!」と念を押され、
2週間の入院生活を無事終了してまいりました。


で、今回の入院。
ある意味ラッキーでした。

今までピチピチは『血小板を増やす為の治療はしない』という方針でしたが、
さすがに今回の状態を重く見たらしく、
『血小板を増やす為の治療をする』という治療方針に変更になりました。
外来で定期的に免疫グロブリンという点滴を受けることになりました。

実際この治療が効いたという症例はあるらしいんですが、
あまり一般的な治療法ではないので、万人に効くという保障はありません。
とはいえ、私は可能性があるならそこにかける、
一種の博打のような治療が好きなのです。
たとえ効果がなくてもいいんです。
良くなる為に努力をしているという事実だけで
なんとなく一歩前進したような気がして、ちょっと気持ちが楽になりました。
やっぱり成り行き任せな治療は私の性に合わないみたいです。


なので、今回の事で治療が私の望む方向に向かいつつあるので、
入院もムダではなかったかなぁ~、
ここまで辛抱してきた甲斐があったなぁ~と思っております。


ちょっと前向きになれた。
そんな入院でございました。


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コメント 4

ぽんこ

おかえりなさい!
なんか大変だったね。でも前向きな治療法に挑めるということ。
こちらも少し気が楽になりました。
おしっこ管はラクだよ~。
ぽんこの一度目の入院はおしっこ管入れないで寝たままおしっこをするというもの。これはツラカッタ!寝ながらのおしっこって出そうでなかなか出ないのよね~。
職場のトイレとか想像して(トイレの手順…パンツ下げてそんでもって…なんて想像して)やっとこさっとこ出したと思ったらちょっと脇にそれてたとかね(-_-;)
何度目かの入院ではおしっこ管を通してもらいとても快適でした。
通すときも痛くないの。先生が上手だったのかな。
こんな経験がないのを願いつつ、もしもの時はおしっこ管に挑戦してみるといいかも。
by ぽんこ (2007-09-21 09:55) 

warutu

そこまで大変な状態だったとは…絶句!
前向きな治療が受けられることになっての退院で良かったです。
私もおしっこの話だけど、出産の時に、大出血のため、輸血、点滴
そして管入れられましたよ!意識のないままおしっこが大量に出てる
みたいで、看護婦(その当時)があきれていました。
でも楽だよ(∩.∩) 次回は是非試してと言いたいのですが、
出来るならそんな入院は無いように願っています。
でも、「転ばぬ先の杖」と昔の人は良いこと言ってます。
具合の悪いときは我慢無しだよ!
by warutu (2007-09-24 01:25) 

おかえりなさい♪
たえこさんが『ホントにヤバかったです。』と言うなんて
本当に大変だったと思います。
新しい治療法、いい結果祈ってます♪
たえこさんは、今までもいつも前向きだったと僕は思います(^^)
by (2007-09-24 23:01) 

taeco

** ぽんこさん **
たえだいまぁ~♪♪
ほんまに大変やったよぉ~。。。
今までの入院が幸せやったというのを実感したわ。。。
おしっこ管ねぇ~。
ちょっとでも動けるならなんとか阻止したくてね。
とはいえ、さすがにトイレに行く度に後悔したよ(笑)。
今度もしそうなったらお願いしようかと思っております。



** warutuさん **
そうなんですよ。かなり大変でした。
でもほんと治療方針が変わったことが今回の収穫ですね♪
おしっこ管は今度の機会があれば考えてみます(笑)。
ほんと、「転ばぬ先の杖」ですね。
我慢していたつもりはなかったんですが、やっぱり我慢していたんでしょうね。友達いわく、私は「妙子」ではなくて「耐え子」らしいので(笑)。
これからは調子が悪い時は早い目に病院に行くようにします。



** yamakeiさん **
膠原病を除けば基本的に体のつくりは丈夫なんですが、今回は寝ていても息苦しくて夜も眠れなくて・・・。ほんと辛かったです。
普通はこの状態だと心臓がやられるらしいんですが、私は脈拍が増える程度で不整脈もほとんどなくて。
先生も「心臓強いね~」って感心してましたよ(笑)。
( ̄ー+ ̄)キラリ
新しい治療にかすかな希望を持ちつつ、これからもポジティブシンキングで無理しないようにしてがんばりまぁ~っす!!
by taeco (2007-09-25 23:25) 

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